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妊娠中の転職活動は採用に不利なのか?

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妊娠 赤ちゃん 母親

妊娠をしたことをきっかけとして、家事と仕事を両立できるような企業への転職を目指したり、あるいは転職活動中に妊娠した場合、妊娠という事実が採用に不利にならないか不安ですよね。

採用担当者に面と向かって尋ねることもできませんし、周囲に聞いたところで明確な答えは出てきません。

そこでこちらでは、妊娠中の転職活動が不利になるかどうかについてお伝えします。

実は、妊娠を明らかにして転職活動することには、メリットもあるんですよ。

妊娠中に転職活動できるのか

結論から言うと、妊娠中に転職活動することは、勿論可能です。
妊娠したことをきっかけとして転職活動を始める人は意外に多く、近年は特に増加傾向にあります。

これはワークライフバランスの考え方が広まってきたからということもありますし、先行き不透明な経済状況にも理由があります。
子育てしながらでも働かないと経済的に不安なため、育児に理解のある企業を求めるのですね。

「マイナビ転職」が20代から30代の女性に転職を希望する理由についての調査を行いました。
そこでは、20.6%もの女性が「仕事と家庭を両立できる制度や環境がないため」と回答しており、妊娠が転職活動のきっかけとなるということを証明しています。

妊娠は不利?周囲の本音

そうはいっても、妊娠しているという事実は採用に不利になるのではないかと不安ですよね。
妊娠に関して、企業や世間などはどう思っているのでしょうか。

キャリアコンサルティングを行う(株)ACT3代表取締役の堂園氏が、東京経済ONLINEで妊娠・出産に関して意見を述べています。
要約すると、「転職しなかったとしても、大きな仕事を任された時や人事があった時には(妊娠を)言い出しづらいので、同じこと。キャリアアップしたいのなら、転職活動を進めた方が良い」という内容です。
これは、励まされますね。

但し一方で、このような声もあります。

  • 「手間と費用をかけて採用した人が、妊娠で直ぐにいなくなるのは困る」
  • 「周囲の従業員から不満が出る可能性がある」
  • 「大企業であれば出産で1人抜けてもカバーできる人がいるが、中小企業にはそのような人員の余裕がない」

面と向かって口にはしないものの、こうした声も、おそらく周囲の本音としては多いのではないでしょうか。

しかし、妊娠自体は非常におめでたいことですし、そもそも妊娠の事実を変えることはできません。

また、転職活動を始めたきっかけが妊娠であった場合、妊娠に対して理解のある企業を求めたからこそ転職活動を始めたはずです。

妊娠が転職において不利になっているように感じたり、世間の声を聞いてしまうと、不安になる気持ちは分かりますが、転職活動を始めたもともとの理由を忘れないで、妊娠に理解のある企業を諦めずに探しましょう。

家族ともよく話し合っておこう

妊娠中に転職活動を進めること自体は良いのですが、その前に心がけて欲しいことがあります。

それは、家族とよく話し合うということです。
妊娠や出産をしたら仕事はどのようにしたいか、自身の希望をきちんと家族と話し合ったことはあるでしょうか。
「転職活動することに対して夫も賛成している」、「家計のためには働かなければならないのだから当然賛成してくれるはず」という認識かもしれませんが、あなたと家族との間で、仕事に対する意識は意外と温度差があるものです。

あなたが、出産後にはバリバリとキャリアを形成していくことを前提として転職活動していたとしても、夫の方は、子供ができたからにはパートやアルバイトのような形で働くものという意識かもしれません。

また、正社員になることを了承したとしても、残業が多くなると良い顔をしないケースもあります。

さらに、自分の両親や夫側の両親は、当然のように家庭に入るものと考えているかもしれません。
特に初めての子供の場合、身体のことを心配してそのような考えでいることも多いです。

出産や育児、その後のあなたのキャリア形成や働くことに対する希望をしっかりと話し合っておかないと、後々家族とギクシャクしてしまったり、揉めてしまうことになりかねません。

「事後承諾で押し切ってしまえば良いや」という考えではなかなか上手くいかないのです。
転職活動を進める前に、腹を割って家族と話し合っておくことが、まず一番始めに必要なことではないでしょうか。

転職活動したり、出産後にも働くためには、家族の協力が欠かせません。是非応援を取り付けて、気持ちよく転職活動を進めましょう。

妊娠を明らかにした上で転職することのメリット

妊婦(実際の妊婦さんをモデル起用)

妊娠を明らかにした上で転職すると、次のようなメリットがあります。

社内の人間関係を良好に保てる

妊娠しながら転職活動する上で、不利になることを恐れるあまりに、採用担当者に妊娠の事実を告げずに活動する人もいるかもしれません。

しかし告げないままに転職して、すぐに出産・育児休暇を取得することは、良いイメージを持たれないことが多いです。
想定外の妊娠というケースも中にはありますが、「入社してすぐに妊娠するなんて」と思われることが大半でしょう。

そうであるならば、妊娠していることを明らかにした上で転職を決めた方が、その後の社内の人間関係も上手く築いていくことができます

育児に関しても理解を得られやすくなる

妊娠を明らかにして転職することには人間関係以外にもメリットがあります。

それは「育児などに関しても理解を得られやすい」という点です。
妊娠に理解のある会社であれば、育児にもある程度理解があるはずだからです。

復帰後に即戦力として活躍できる可能性がある

妊娠しているという事実を知っても採用したい、と企業に思わせることができたのですから、出産後に仕事に復帰しても即戦力として活躍できる可能性があるでしょう。

自分の状況や希望をはっきりと伝えた上で転職するのが一番

妊娠して子供が産まれるとなるとお金も必要です。
いつまでも仕事が決まらないのは経済的にも辛いですから、ついつい企業側が望むような自分を演出して、妊娠についても嘘をつきたくなります。

妊娠の事実を採用担当者に告げずに転職を決めることは、法的には何ら問題ではありません。

しかし、その後の社内での人間関係、子育てに対する理解について考えると、正直に告げた上で転職した方が、最終的には自分のためにもなるでしょう。

仕事と家庭の両立は、どの女性にとっても、いつでも悩みの種です。
辛い時には自分一人で抱え込まず周囲に相談しながら、諦めずに両立の道を探して行きましょう

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