今の職場ではこれ以上の昇進は望めないと感じている人はいませんか。
出世して、給料も今よりアップさせたいという希望はあるけれども現実的にこれ以上の出世は無理だという会社に勤めている人は多くいるでしょう。
しかし、昇進や給料アップが出来る方法はあります。
それは、転職をするという方法です。
本記事では、今の職場を辞めて転職をするという選択肢について解説していきます。
目次
自分は悪くないのに昇進が出来ない会社の主な理由
昇進が出来ない理由には大きく分けて2つの理由があります。
一つ目は自身の努力が足りていないという場合です。
そして、二つ目は自身以外、その多くは会社側の都合によるものです。
昇進できないのは、努力が足りていないこと、会社側の都合が複雑に絡みあっているのが大きな原因です。
昇進を決める立場にある人に客観的な判断基準がない
仕事は自分よりも出来ないし、具体的な成績も挙げていないのに、上司との仲が良く、自身よりも早く昇進する人はいます。
一方で、自身だけは同期の中でも昇進できずに、平社員のままで働いているという話もよくあります。
同期の中で出遅れるくらいであればまだしも、後輩たちに抜かれていくととても精神的に苦しくなります。
昇進の望めない会社の一つとして、昇進の客観的な判断基準がなく、上司との人間関係が上手くいっている人だけが昇進できるということがあります。
昇進を決定する立場にある人間との人間関係を作るのが苦手な人や、仕事以外の人間関係を重視しない人にはこういった会社での昇進は望めないでしょう。
会社との相性が悪い
会社との相性が悪ければ昇進は望めないと考えていいでしょう。
会社との相性は色々とありますが、自身の経歴をさかのぼって、あまり業績を残せないような会社とは相性が合わないといえます。
石の上にも3年と言いますが、3年同じ会社で働いていて何も業績が残せていないようであれば、自身と会社との相性が悪いと考えてみましょう。
どんな仕事を任されても上手くいかないという場合もあるでしょう。
人には得手不得手がどうしてもあります。
そのため、会社との相性が悪いと感じたら、転職を考えましょう。
前の会社で働いていた時には何をやってもダメだと言われていた人が、転職後には仕事の出来る人という扱いになり昇進も早かったという人の例はたくさんあります。
昇進できるポストは既に埋まっている
現在の会社の幹部は全ての人々がベテランで、その人々が定年で退職するまで長い時間がかかる、という場合があります。
こういった場合、幹部の新しいポストが作られない限り昇進は難しいです。
更に、定年で退職をする人々が出てくれば良いですが、定年後もそのまま会社に残る可能性があるような会社であれば我慢して待っていても結局昇進は出来ないまま社会人生活にピリオドを打つことにもなるかもしれません。
出世競争を繰り広げてきた人々で若い世代のために自ら自身のポストを空けるという人はほとんどいません。
人口の多い年代によっても異なる状況ですが、そのように幹部が全て固定してしまっていて次世代の人々の昇進が望めない会社もあります。
昇進が出来ない時に取るべき行動
昇進が出来ないと感じたときには同僚や先輩に相談をしてみる人もいるでしょう。
しかし、そこでも具体的な今後の方向性や良い考えが出てこないのであれば現在の会社を退社するという選択肢もあります。
退社するという選択肢が最終手段としてあるとしても、将来的な計画や現在の生活もあります。
では、昇進が出来ない時はどのような行動をするのが一番良いのでしょうか。
自分自身と会社の客観的な評価をしてみる
自身が今まで会社で働いてきて有益であったかどうか、昇進するに足りる人材であったかを客観的に評価します。
具体的な業績に関しては、現在働いている会社がどのような方針で運営されているかを念頭に置き、自身の仕事がその方針にあっていたのかどうかを確認します。
もしも、ここで自身と会社の運営方針にずれが生じているようであれば、自身の方向性を会社に合わせるか自身に合う会社を探しましょう。
また、昇進することで部下を管理する立場になる場合があります。
こういった会社の場合は、自身が部下を管理できるような人物であるかどうかを確認する必要もあります。
時間にルーズではないか、人とコミュニケーションがとれているか、判断力や責任感はあるかなど細かいところまでチェックしてみましょう。
その評価こそが自身の今後の方向性を決める第一歩となります。
もう一度同じ会社で頑張ってみる
自身に足りない部分があり、会社の方向性や経営方針を顧みてまだ自身にも会社に対して有益な人材であると思える場合や、会社の為に尽力したいという希望があれば現在の会社に残るのも一つの選択でしょう。
継続は力なりと言います。
同じ会社で長いこと働くことはそれだけでも評価につながりますし、仕事のコツをつかめれば昇進する可能性は高くなります。
しかし、この場合でも今後働き続けていく上で同じような悩みを持つ場合もあります。
その時にも再度同じ選択を迫られますので、後悔のないよう、自身のスキルアップや市場価値を高めるように常に社内での努力を続けましょう。
転職する
今の職場では自身の持っているスキルが活かせないという場合や、未来が見えないという場合は転職するというのも選択肢の一つです。
昇進も望めず、今の職場で今後も働いていこうという意思がない場合は、早めの転職をしましょう。
転職するにも年齢は関係してきます。
当然、若ければ若いほど転職先の選択肢は多いです。
ただし、転職をするにはかなりの労力と精神力を使います。
転職は人生のターニングポイントにもなりますので慎重に判断しましょう。
転職した先でも今の職場と同じような仕事を任され、昇進への期待も無いようであれば転職をした意味もなくなります。
転職は、働きなれた今の職場を去るということでもありますから、後悔の無いようにしなければなりません。
転職先を探す時に行う3つの方法とは
今の職場を辞めて転職をしようと決断したのであれば、転職先を探すという段階に入ります。
転職先は無数にありますが、転職先に自身が求める条件もあるはずです。
自身の条件に合わせて転職先を探す方法も知っておきましょう。
方法を間違えると、自身の納得のいく会社を見つけることが出来ない場合が多いです。
求人している会社に応募してみる
インターネットで転職希望者を募っている会社に、直接応募してみるという方法があります。
また、求人誌に、求人広告や街中にある求人のビラからでも応募をすることは可能です。
会社が求人誌など、自社のホームページ以外からの求人を行うためにはそれなりに料金も発生しています。
したがって、新しい人手を緊急で欲していると考えても良いでしょう。
応募することで内定をもらえる確率は高いということが言えます。
ただし、これらの媒体から検索をする場合はどうしても転職先の情報が少ないというデメリットがあります。
自身が望んだ会社であるかどうかは面接時に直接聞くか就職してからしかわからないということもあります。
自身のコネクションを使う
自身にコネクションがあるのであれば、それを使うというのも転職の方法と言えるでしょう。
コネクションがあれば会社の状況を詳しく聞くことが出来ます。
面接に関してもコネクションとなる人物が転職先に口添えをしてくれれば有利に進めることにもなります。
自身が特別なスキルを持っているのであれば、転職先にもそのことは伝わるでしょう。
こういった点から、コネクションを使う場合、一般的な就職活動よりも就職内定率が高いという利点があります。
ただし、コネクション入社をした場合に問題になるのは自身に合わない会社だった場合に辞め難いということがあります。
コネクションとなった人物の顔を立てなければならないというような気づかいも必要になり、そのことが後々重荷になってくることがあります。
転職サイトを使う
スキルアップや昇進を目指すのであれば転職サイトを利用するのも一つの方法です。
現在の転職活動で一番の定番になっているのは、転職サイトに登録して転職先と自身の間にエージェントを挟むという方法です。転職サイトを利用して転職するメリットは、会社の情報が最新のものから職場の雰囲気まで多くを知ることが出来るという点です。
また、転職サイトのエージェントを使うことによって、本来では募集していないような会社でも自身に合った場所を紹介してくれるということもあります。
エージェントを間に入れることによって内定を取る確率が上がります。
一方で、転職の為に料金が発生するのでいつどのように支払うかは事前に調べておく必要があります。
おすすめの転職サイト5選
転職サイトを利用する場合は自身の希望に合うようなサイトを探しましょう。
初めて利用する場合は、総合的に転職先を紹介しているサイトに登録し比べてみることをお勧めします。
doda
転職サイト業界では一番の大手です。
求人の数も多く、職種に関しても幅が非常に広いです。
サイト上での検索方法も色々な条件を入力することで自身の希望に合った会社を見つけることが出来ます。
このサイトを利用して転職した人は多くいますので実績もありますので安心して利用できます。
転職をした人の口コミや評判も読むことが出来ますので転職活動をする上でも参考になる資料がたくさんあります。
転職しやすく、会員登録も無料なので、登録しておくべきサイトでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチは現在の給料の上昇や役職よりも出世するという、ハイクラスな仕事を紹介する転職サイトです。
このサイトを利用して転職した人では年収600万円から1,000万円まで昇給したという人までいます。
自身のスキルに自信があり、これまでの知識や経験を次の転職先に活かしたいという人にはおすすめの転職サイトです。
ビズリーチのスタッフが自身の長所やスキルを診断し転職先に宣伝もしてくれます。
また、海外への転職にも強いので海外への転職を希望する人にもおすすめです。
リクナビnext
リクナビNEXTでは担当のキャリアアドバイザーから無料で転職のカウンセリングとアドバイスが受けられます。
その後、リクナビNEXTだけの転職先を紹介してくれることもあります。
このサイトは女性の為の転職先も多く紹介していますので、女性の方にもおすすめです。
自身の状況に合わせた転職先を紹介してくれるので、初めて転職活動をする人におすすめです。
エン転職
大手企業との取引が多いため、今の職場よりも大手の会社に就職したいという人にはおすすめの転職サイトです。
大手の転職はとても難しいと思われるでしょうが、このサイトのスタッフは大手企業の人事担当と独自のコネクションを持っていています。
そのため、大手企業が現在どのような人材を欲しているか、更に面接でどのような質問をされるかというような細かく具体的な内容も事前に知ることが出来ます。
マイナビエージェント
営業職転職に特化したサイトです。
多くの企業に営業職は存在します。
営業に慣れている人で、新しい就職先で業績を上げていきたいという人にはおすすめの転職サイトです。
キャリアアドバイザーによって自身の経験や希望を聞いてくれます。
書類作成や面接の手伝いもしてくれて、転職後にもアフターフォローとしてキャリアアップの支援もしてくれます。
転職後も努力は惜しまないようにする
昇進や給料アップを目指して転職をした後も、引き続きスキルアップの努力は続けていきましょう。
これまでは昇進の出来ない環境にいたかもしれません。
しかし、昇進のできる環境に移ったのであれば、次は自身の実力が試されることになります。
仕事のスキルアップは勿論のこと、部下を管理するような立場になるのであれば人間力も磨かなければなりません。
転職は一つの選択ですが、ゴールではなく新たなスタートラインです。
転職活動を通してこれまでの自身の経験を振り返り、自身を知るということも大事です。
等身大の自身を知り、更に成長できるように努力を続けていきましょう。